今回の都知事選に関する妄想

 昨日は都知事選だったのだが、近所の人に聞いても誰ひとり投票に行ったという人がいない。まだ雪が残っていたし、寒くて外に出るのが億劫だというのは分かるが、将来の東京都の運営を担う都知事を選ぶ大事な選挙に行かないというのはいかがなものだろう。横浜市民の無定見・無関心にはあきれるばかりである。
 という面白くないギャグはこのくらいにして、昨日行われた都知事選は、二位の宇都宮氏にダブルスコア以上の票を獲得し、舛添氏が勝利した。票数だけ見ると、圧勝のようにも見えるが、各候補の得票数を見ていると、ゲスの勘繰りが頭によぎる。
 報道によると、舛添氏の得票数は211万2979票、宇都宮氏は98万2594票は細川氏は95万6063票とのこと。メディアの取り上げ方を見ると、細川氏(と小泉氏)を支持する人が多いことは予想できたが、宇都宮氏がここまで得票数を伸ばしたのは興味深い。アベノミクスにより景気は上向いたとは言え、それでもなお雇用対策、貧困対策を掲げる宇都宮氏を支持する人達が東京にはかなりの数いるということになる。
 宇都宮氏と細川氏の政策を比較してみると、雇用対策、貧困対策については、宇都宮氏の方が早くからより明確な方針を打ち出していたが、原発特定秘密保護法やオリンピックなどに関する考え方はあまり変わらない。細川氏は原発廃止を主眼に据えて立候補したが、皮肉にも結果だけ見れば、自らが身を引き、自分が得られた票を宇都宮氏に譲った方が、目的を達成できるチャンスがあったということになる。
 現に、宇都宮氏と細川氏の得票を足すと193万8657票で、舛添氏の得票数にはやや及ばないが、投票率がもう少し伸びていれば勝てていたかもしれない数字である。
 ここからは100%僕の妄想だが、これは偶然ではなく、何者かが描いた策略だとしたらと考えると面白い。宇都宮氏の得票数が伸びそうなことを脅威に感じた誰かが、せめて反原発派の票だけでも宇都宮氏から吸い取ることができればと考え、ネームバリューと人気のある細川氏・小泉氏に原発廃止を唱えさえて都知事選に立候補させたとしたのであれば、その陰謀は見事に的中したことになる。
 先ほども述べた通り、これは僕の妄想の域を出ないので、細かく調べて行けば矛盾するところも出てくるだろうが、酒飲み話にはちょうどいい。