学校で教わることはアテにならない

 2016年に入ってからというもの世界的な株安になってしまい、僕自身 も投資家の端くれとして、この事態を憂慮している次第である。北朝鮮の水爆実験で東アジアが緊張状態になっていること、中国の景気減速など複数の要因があ ると言われているが、その中でも最たるものは原油の価格が大幅に下落していることだという。
 価格が下がっているということは、普通に考えれば原 油が大量に余っているということだろう。僕らが子供の頃、学校で石油という資源には限りがあり、そのうち底がつくから大事に使いましょうと教わっていた記 憶がある。ところが今の状況を見ると、底がつくどころかその反対のようである。中東における原油の産出量は一向に減る気配はないし、アメリカでは新たに シェールガス・オイルを採掘する技術が開発され、しばらく世界は燃料不足に困ることはなさそうである。
 ことほど左様に、僕らが子供の頃に学校で 教わった情報というのは真贋入り混じっているようである。源頼朝足利尊氏の肖像画も別人ではないかと言われているし、恐竜の復元図も今の教科書では大分 違っているという話を聞いたことがある。きっと現在の学校で教えられていることも、数十年後には大間違いでした、などということになるのだろう。それを考 えると、間違った情報を教えられ、それをテストの答案に書いてマルをもらうという行為がひどく間抜けに思える。